
![]()
| われわれは太陽の光を浴びたり、蛍光灯の下で生活したりしていますが、光の照射で痛みが消えたり、傷が治るという経験をあまりしませんが、低出力レーザ照射では可能です。何故でしょうか。鍵は光の波長と波形、エネルギー密度にあります。 低出力レーザ治療には、主に近赤外線が使われておりますが、800nm前後の光は、水とヘモグロビンの吸収が最も少なく、生体に対する窓といわれております。光学レンズを使って780nmのレーザ光を絞ると、10mWの半導体レーザを用い、30mm程度生体内に浸透させることが可能ですが、30mm浸透すれば、皮膚下のレセプターを刺激することができます。自然光は皮膚の表面で殆ど反射され、生体内には短波長の電磁波しか浸透しませんから、大きな違いです。 レーザ光が使われる意味には、単波長であること、エネルギーを集中することが可能であることと、もう一つ、波の位相が揃っている為、細胞膜又は細胞内の物質に共鳴現象を起こすことが可能で、低出力レーザ光が生体を刺激するメカニズムの一つと考えられます。 光の本体は光子(フォットン)ですが、低出力レーザ療法の本質は、光子が生体内の細胞を刺激し、活性化、正常化する治療法であることが判ります。 わが国では、現在、赤色光、630nmの波長のHe−Neレーザと近赤外光、800nm前後の波長の半導体レーザが疼痛緩解用として厚生省より認可されておりますが、取り扱いの簡便さと浸透力の点から、半導体レーザが主流になっております。レーザ治療器をいくつかご紹介します。 |
![]() |