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「慢性関節リウマチの低出力レーザ治療(1)」
伊勢原臨床研究所 所長 前場 和吉
写真:「慢性関節リウマチの低出力レーザによる血行改善効果」

慢性関節リウマチの事を一般にはリウマチといっています。中年以降の女性に何故か多い病気ですが、若い人でも、男性でもかかります。原因は良く判っていませんが、なんらかの外からの原因が加わって免疫の異常が生じ、慢性関節リウマチがおこるという考えが有力です。又、ストレスやホルモンのバランス異常が原因ともいわれています。主に関節に炎症を起こし、関節を破壊してゆきます。症状としては、朝起きると手がこわばったり、痛みがひどいと関節に腫脹が発現したり、肘や膝などに小豆大のグリグリ(リウマチ結節)が認められることもあります。そしてじょじょに関節が変形してゆきます。
慢性関節リウマチの治療にレーザ療法は大変効果を示し、その進行を抑制したり、腫脹、痛み、こわばりを軽減します。治療のメカニズムは、低出力レーザの抗炎症作用、免疫力を高める作用が働いていると考えられますが、サーモグラフィーを使用し、レーザ照射前後の皮膚温を比較すると、明らかに血行が改善されていることが確認できます。リウマチのステージU迄なら、RAテストで+の患者さんがレーザ治療を継続すると、±や-になる場合も認められます。とにかく早期のレーザ治療が良い効果を上げます。
レーザ治療の方法は、780nm, 10mWの半導体レーザを用い、1ポイント10−30秒、1部位2−3分程度で、週に2−3回治療を行ない、効果の目安は2−3ケ月を第一ステージとします。
慢性関節リウマチのレーザ治療の場合、低出力レーザの出力は高出力よりも上記のマイルドなレーザが好適です。理由は、リウマチの患者さんは、刺激に敏感になっている為、高出力レーザの刺激は逆効果になり、痛みが増強される場合もあるからです。
この病気の治療で大切なことは、一生病気と付き合う積もりで、病気に打ち勝つ精神力をもつことで、レーザ治療も継続する根気が必要です。レーザ治療で良くなった患者さんの声をご紹介します。

「薬の副作用ームーンフェイスもレーザで改善」 女性 48才
リウマチになったのは4年程前で、病院で処方してくれた薬を飲んでいるうちに顔がまるくなってしまいました。ムーンフェイスは未だ良い方で、薬物療法を続けている内に、内蔵もおかしくなり精神的にも変調をきたすようになりました。なにか良い治療法はないかと調べ、知人から教えてもらったのがレーザ療法でした。
レーザ療法を始めて1ケ月で足首の傷みが無くなり、家事もできるようになりました。治療2ケ月でムーンフェイスも無くなり、生き返ったようだと主人と喜んでおります。



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